

こんにちは!さっぱどです。
今回は森博嗣さんの処女作、「すべてがFになる」を紹介。
ストーリーは、
犀川創平と研究室の面々で起きる、殺人事件のお話。
詳細は、こちら!↓

森博嗣さんの略歴です。
森 博嗣は、日本の工学者・小説家・随筆家・同人作家。学位は工学博士。元名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻助教授。ローマ字表記は「MORI Hiroshi」。妻はイラストレーターのささきすばる。近年は、清涼院流水が立ち上げたプロジェクト「The BBB」に参加し、英語版の著作を発表している。 ウィキペディア 生年月日: 1957年12月7日 (年齢 63歳)出生地: 愛知県代表作: 『すべてがFになる』; 『スカイ・クロラ』配偶者: ささき すばるジャンル: 推理小説映画: スカイ・クロラ The Sky Crawlers
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

主な登場人物は、この三人。


読後は、すっきり三割、もやもや七割。 😣
犀川さん、たばこ吸いすぎ…
(-。-)y-゜゜゜
普段たばこを吸わないので、むせたくなる…
舞台となる研究所や自然の描写は、
非常にリアルに描かれています。
著者の経験が感じられる。
ストーリーの背景や建物の描写は無機質に、
外の自然の生々しさは、リアルに描かれています。
そんな作品の中から印象に残る、
屋上の夏の夜明けにたたずむ、
犀川さんです・・・
レビュー:時間の価値は、つまり生命に限りなく等しい

空は既にうっすらと明るくなっている。東の空に明けの明星が光っていた。別に金星が特別な惑星というわけではない。地球よりも太陽に近い軌道をたまたま回っているのだから、水星と金星は、いつも太陽の近くに見える。明け方と夕方にしか現れないのは、それだけの理由だ。犀川たちが出てきたところは、建物の東の端だった。
~中略~
「先生、何か思いつきました?まだ、何か調べることがあるかしら?」「いや、ちょっと考えさせてくれないか……」犀川は手摺りに持たれ、躰を斜めにして、煙草を吸っている。空気は生暖かいが、気持ちが良かった。正面の東の空は、ピンクに染まって、遠くから波の音が聞こえていた。
~中略~
Time is moneyなんて言葉があるが、それは、時間を甘く見た言い方である。金よりも時間のほうが何千倍も貴重だし、時間の価値は、つまり生命に限りなく等しいのである。また、何か引っかかることがある、と感じた。萌絵は、広い屋上をぶらぶらと歩いている。犀川の視線は、彼女をずっと追っていたが、意識は別のところにあった。まだ、何を考えたら良いのかを考えている段階だった。煙草はすぐ短くなる。少し気が咎(とが)めたがアスファルトの上に煙草を捨てて、靴でもみ消した。
P.305-P.309

ポイントは二点!
- Time is moneyなんて言葉があるが、それは、時間を甘く見た言い方である。
- 金よりも時間のほうが何千倍も貴重だし、時間の価値は、生命に限りなく等しいのである。

赤が結論、黄色が理由。
渋かっこいい、
犀川さんです。
- 金よりも時間のほうが何千倍も貴重だし、時間の価値は、生命に限りなく等しいのである。
- Time is moneyなんて言葉があるが、それは、時間を甘く見た言い方である。
まとめ:推理と煙草の長さに、時間の価値

読後一年以上経って、
この作品から得た最大の効果は、
リラックス効果ですね。
推理時の犀川さんの
喫煙シーンに、
推理と煙草の長さに、時間の価値を演出。
喫煙シーンは、
普段の生活でストレスが溜まった時に、
思い浮かべるとリラックス。
普段たばこを吸わなくても、
リラックスできますよ。
それでは、また。
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