

小説が読みたいけど読めない!
そんな悩みを解決してくれるのがAmazonaudible(オーディブル)!
活字が苦手な方でも、ながら聞きでインプットできます。
Amazonaudible(オーディブル)のメリット、デメリットを紹介します。
メリット
- 移動中や家事の合間などにインプットできる。
- 目が疲れない。
- 就寝前にタイマーをセットして寝ると、心地よく眠ることができる。
デメリット
- インプットが流れてが残りにくい。
- マーカーが付けられない。
- 固有名詞は検索しないと分からない。

本屋大賞のおすすめです。
声優さんの臨場感ある声で楽しめます。
本屋大賞とは2004年に設立された、NPO法人・本屋大賞実行委員会が運営する文学賞である。 一般に、日本国内の文学賞は、主催が出版社であったり、選考委員が作家や文学者であることが多いが、本屋大賞は、「新刊を扱う書店の書店員」の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。
ウィキペディア
コンビニ人間・村田 沙耶香・3時間42分
「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。「いらっしゃいませー!!」お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げるある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。世界各国でベストセラーの話題の書。解説・中村文則
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短い作品の良作。オーディブルで四時間弱。 おひとりさまキャラの大久保佳代子さんが、上手くマッチしている。なさそうである18年間コンビニアルバイトをコンセプトに、「普通」とは何か?を問いた作品。静かに語られる古倉さんの視点が滑稽で面白い!「自分」を「世界の部品」や、「普通」を「強制的に正常化される」という表現が上手い! 「世界の部品」として、「自分」を見つけるきっかけを与えてくれます。
推し、燃ゆ・宇佐見りん・3時間34分
【第164回芥川賞受賞作】
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」
朝日、読売、毎日、共同通信、週刊文春、ダ・ヴィンチ「プラチナ本」他、各紙誌激賞! !三島由紀夫賞最年少受賞の21歳、第二作にして第164回芥川賞受賞作
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逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈“することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し——。デビュー作『かか』は第56回文藝賞及び第33回三島賞を受賞(三島賞は史上最年少受賞)。21歳、圧巻の第二作。

オーディブルで聴く。玉城ティナさんの朗読もマッチして良かった。熱量に引き込まれる。ファングッズの事細かなお作法は、ファンならニヤリと。あかりのように自分の背骨のように推すのは、儚く切ない。自分も二十代の頃推し活をしていたので、痛い程気持ちは分かる。崩壊していく生々しい美しさは、太宰治の崩壊の生々しい美しさに通じる。推しの生々しさを体感できる、”推し”の作品。
火花・又吉直樹・4時間25分
300万部を突破し、第153回芥川賞受賞、同賞受賞作として単行本発行部数歴代1位を獲得した話題作、
又吉直樹氏の『火花』が遂にオーディオブック化!原作に込められたリアルな息遣いを、俳優・堤真一の名演でお届けします。売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ、「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。俳優・堤真一の朗読で、じっくりとお楽しみください。
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堤 真一さんの太い声と芯のある声に安心して聴ける良い作品。漫才のテーマは初めてで新鮮。神谷さんのぶっ飛び具合がエゲツなく良い。純粋さがやかましくて痛快。効果音が適度に散りばめられてて良い。著者が又吉さんということもあり、臨場感のあるお笑いの世界が垣間見れる。ラストの「花火」大会での一般人の花火に対する大衆の拍手「火花」お笑いの「スター」と神谷さんの露天風呂シーンでの平凡な奇跡「泰然たる三日月」美しい対比を想起させる演出で、読後感は清々しい気分になりました。
夜は短し歩けよ乙女・森見 登美彦・8時間
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作!
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音声の安國愛菜さんの声が小気味良いテンポ。明るい気持ちに♪ ストーリーは余り入ってこないが、パンツ総番長や李白さん等の濃いキャラがフックになって付いていける。先輩の恋のモヤモヤ感は、学生らしくほっこり。言葉の端々にリズムを感じる作品。
同志少女よ、敵を打て・逢坂冬馬・15時間34分
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?
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一つの場所に留まるな❗️ この本から受けた最も印象的な言葉。 欲や慢心への戒めへの言葉として活かしていける。戦争時の極限状態ならではの急速な変化や理不尽さは、現代にも当てはまる。ウクライナとソ連の現状を踏まえると複雑な面も…女性からの視点で語られる物語に、差別や女性ならではの苦悩が伝わってくる。勝つことよりも負けない戦いで生き残り方を学べる。オーディブルで15時間弱の長丁場で聞き応えあり。狙撃のシーンで出てくる銃の種類やスコープからの距離を測る所は、男子ならニヤリと。
六人の嘘つきな大学生・浅倉 秋成・9時間46分
ここにいる六人全員、とんでもないクズだった。成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
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『教室が、ひとりになるまで』でミステリ界の話題をさらった浅倉秋成が仕掛ける、究極の心理戦。

非常に良かった。後半からは止められなかった。就活の集団面接の設定が斬新!私自身高卒なので大学生の就活の追体験は新鮮だった。ネットワークの炎上は一部分だけを切り取った現代ならではの偏り。先入観や思い込みに囚われやすいのは、いかに思考停止のマニュアル化が進んだ弊害。良い嘘、悪い嘘、軽い嘘、重い嘘。様々な”嘘“が織りなす様は大学生活を”青く”写し出す。伏線回収に活字でも副読希望です。
黒牢城・米澤 穂信・16 時間 19 分
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。
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荻沢さんの渋い声で臨場感に溢れる戦国✖️ミステリー作品。読みにくい時代小説もオーディブルなら、気楽に聞くことができる。特に聞き慣れない言葉が多い時代小説は、ながら聞きでの声の抑揚で楽しむスタイルが最適。ストーリーは四章からなる安楽探偵ミステリー。将軍荒木村重と、智将黒田官兵衛のコンビが怪事件を推理。各章ごとにテーマが分かれて整理して聞きやすい。
赤と青のエスキース・6 時間 48 分・青山 美智子
2021年本屋大賞2位『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作!
メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
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2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

オーディブルだと全体がつかみにくかった。 最もあらすじ整理が必須で、活字で読むべき作品。 しかしナレーターの井上さんと疋田(ひった)さんの声に、各年代ごとの声が上手く出ていて空気感が心地良い。 各章が短編集のような作りで、エピローグで全てが繋がる展開にほっこり。 印象に残ったユリさんの言葉を二つ程。 「とにかく生き延びなさい。それだけでいい」 「ただ、人生は何度でもあるけど、それを経験するこの体はひとつしかないのよね。だから、なるべく長持ちさせなきゃ」
コーヒーが冷めないうちに・7時間7分・川口俊和
とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるというただし、そこにはめんどくさい……
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非常にめんどくさいルールがあった…

タイムトラベル四章編成の短編。登場人物が少なく分かりやすい。オーディブルに適してる。過去に戻っても結果が変わらない設定も良い。数とワンピースの女凶霊が一つの軸となって、いい味出してる。その二人が掛け合う場面が一番面白かった。(数がコーヒーを9杯連続で注ぐ場面)四章泣けると銘打ってあったが、正直泣けなかった。カランコロンと小気味良いドアの音は、耳に心地良く残ります。
ガラスの塔の殺人・18時間11分・知念 実希人
ミステリを愛するすべての人へ
作家デビュー10年 実業之日本社創業125年 記念作品
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。この館で次々と惨劇が起こる。館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。さらに、血文字で記された十三年前の事件……。謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。散りばめられた伏線、読者への挑戦状、圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。
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著者初の本格ミステリ長編、大本命!

面白かった❗️ 大変良かった❗️最終日の残りパート四時間位から引き込まれて、一気に聴いた。まずナレーションの声の使い分けが上手い。登場人物の個性がわかりやすかった。同じようなセリフのパターンが多いので、”名探偵”や”ミステリー小説のウンチク”は助長に感じる。しかしその反面ミステリー小説の”てんこ盛り”を学べて、読書欲を掻き立てる創り。ミステリーは普段読まないので、これ一冊で様々体感できてお得感満載❗️ミステリー小説に興味を持つ一冊になりました❗️ 書籍でもう一度”ウンチク”.回収です。
スモールワールズ・8 時間 59 分・一穂 ミチ
各紙書評で絶賛の声続々!
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。©一穂 ミチ (P)2021 Audible, Inc.
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六遍の短編集。センシティブな内容、イヤミスな展開に読者を選ぶ作品。メンタルが弱い方にはおすすめできない。私自身も小休止しながら聴きました。ナレーションも良く聴きやすい。特に花うたが良かった。手紙のやり取りは現代では珍しい独特の世界観。小説にピッタシ。手紙のやり取りにおける時間的効能を垣間見た。上手く文字に出来ない心の葛藤、誤解を、加害者が文章を上達するプロセスとリンクさせて上手い。他にも魔王の帰還は吹き出し笑いも多々あり面白い。私自身は三編位が丁度いいと感じる。短めに淡々と読める方におすすめの作品。